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影響を受けた本(小説) [本(小説)]

「影響を受けた本」今回は小説です。
(同じく、読んだ順で)



影響を受けた小説

16.「アンデルセン童話集」

完訳アンデルセン童話集 1 (岩波文庫 赤 740-1)

完訳アンデルセン童話集 1 (岩波文庫 赤 740-1)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1984/05/16
  • メディア: 文庫


白鳥 (世界傑作童話シリーズ)

白鳥 (世界傑作童話シリーズ)

  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1967/03/01
  • メディア: 大型本

初めて読んだ本は(絵本は抜きで)漫画より童話でした。(当時の本は出版社もあいまいだが(偕成社?)子ども向けの本にしてはページ数があったように思う。)
「はくちょうのおうじ」(「野の白鳥」)が大好きだった。



17.「オールカラー版 世界の童話」シリーズ

小学低学年頃、買ってもらって、夢中になりました。
持っていたのは7冊だけなのですが、自分の好みに大きな影響を与えた原点の本です。
(タイトルは違うが「美女と野獣」もこの時読んでいたのだと、大人になって知った。)


18.「若草物語」 オルコット

若草物語 (福音館文庫 古典童話)

若草物語 (福音館文庫 古典童話)

  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2004/06/15
  • メディア: 単行本


19.「十五少年漂流記」「二年間の休暇」) ジュール・ベルヌ

二年間の休暇(上) (福音館文庫 古典童話)

二年間の休暇(上) (福音館文庫 古典童話)

  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2002/06/20
  • メディア: 文庫
小学5年生頃、何度か読んで好きだった思い出の作品。これ以降、本を読んでいないわけではないが(少女漫画にはまってしまった)これよりおもしろい本に出会えなく、ほとんど忘れている。


20.「風と共に去りぬ」 マーガレット・ミッチェル


風と共に去りぬ 第1巻 (新潮文庫)

風と共に去りぬ 第1巻 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/03/28
  • メディア: 文庫


子どもの頃は本が好きだったのだが、中学生になってからほとんど読まなくなり、世界名作とか読んでも、読解力がなく、数十ページで挫折ばかり。

おもしろいからと妹に熱心にすすめられたのがこれ。話のあらすじもわかるし、初めて読み進められた小説。(20歳頃だと思う。)

全5冊が読めて自信がついた(?)
教養的なものばかりでなく、おもしろい小説もあるのだと知った。
これが次の「グイン・サーガ」を手に取ることにもつながった気がしている。


21.「グイン・サーガ」 栗本薫

豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)

豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 栗本 薫
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1979/09/29
  • メディア: 文庫

(物語の前半だけだが)こんなに夢中になった小説は、後にも先にもない。

この本で読書の楽しさを知った。著者の栗本薫さんの著作も何冊か読んだり、その栗本さんが好きなエラリイ・クイーンなどのミステリーやアレクサンドル・デュマの作品も読むようになった。
「グイン・サーガ」に影響を与えた作品で、木原敏江さんなどの漫画を知った。
興味から、読書の幅もどんどん広がっていった。

後にミュージカルも観て、そこから音楽や俳優さんにもつながった。
影響を受けた本としては、一番大きいかもしれない。 


22.「永遠の仔」 天童荒太

永遠の仔〈上〉

永遠の仔〈上〉

  • 作者: 天童 荒太
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1999/02/01
  • メディア: 単行本


これは当時、話題作だったように思うのだが、書店で序章を読んで、単行本2冊を買おうと思った。(自分は文庫本は買うが、単行本はよほどでないと買わないのだ。)


これほど号泣した小説はない。児童虐待がテーマに入っていて、感想は「(気持ちを)わかってくれる人がいるんだ」という、これだけだったと思うが、当時の自分はどんなに救われたかしれない。
ジャンルとしてはミステリー小説で、こちらも読み応えがあった記憶があるのだが、当時1回きり(?)読んだだけで、一度も読み返すことはしていない。(何だか感動が薄れそうで)


23.「紅はこべ」 バロネス・オルツィ

紅はこべ (創元推理文庫 507-1)

紅はこべ (創元推理文庫 507-1)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1970/05/20
  • メディア: 文庫
タイトルは昔から知っていて、気になっていた本をようやく読んだ。
小説を読む楽しみを思い出しました。

少女漫画「マリーベル」のモチーフにもなった歴史物で冒険・恋愛小説。
宝塚やミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」の原作。
原作は心理描写が良くてほんとにおもしろいので、読んでほしいです。


24.「きみの友だち」 重松清

きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だち (新潮文庫)

  • 作者: 清, 重松
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: 文庫
現代物で、初めて心にふれてくる気がした小説。
以後、そういう気持ちになりたい時など、重松清さんの小説を読むようになった。


25.「チューリップ・タッチ」 アン・ファイン

チューリップ・タッチ

チューリップ・タッチ

  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2004/11/01
  • メディア: 単行本
児童虐待をテーマにした話で、すごく印象に残った。
(元々そうだったが)子どもの問題や心理学関係の本にさらに興味を持つようになった。


26.「こころ」 夏目漱石

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

  • 作者: 漱石, 夏目
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/03/01
  • メディア: 文庫

日本の近代文学は苦手意識があったのだが、こんなに感情移入できるとは思ってもいなかった。
文学作品に挑戦するきっかけになった。


27.「自負と偏見」 オースティン

自負と偏見 (新潮文庫)

自負と偏見 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/08/28
  • メディア: 文庫
上記と同じく、こんなに感情移入できておもしろい小説だとは知らなかった。
200年以上前でも、現代の人間と変わらない感情の、生き生きした登場人物に親近感を持った。他のオースティンの作品や映画に興味を持つきっかけになった。

 

28.「クローディアの秘密」 E.L.カニグズバーグ

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
  • メディア: 単行本
大人が読んでも新鮮でおもしろい児童書があることを知った。


29.「デミアン」 ヘルマン・ヘッセ

デミアン (新潮文庫)

デミアン (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1951/12/04
  • メディア: 文庫
人物の思考に考えさせられることが多かった。
自分の内面や生き方に目を向けることを思い出した。


30.「はてしない物語」 ミヒャエル・エンデ

はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))

はてしない物語 (上) (岩波少年文庫 (501))

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06/16
  • メディア: 単行本
有名作品をこの年になって、ようやく読んだ。
映画「ネバーエンディング・ストーリー」の原作。

児童書なのに(だから?)物語の深さに驚いた。
映画と全然違うので、今の時代に、大人にぜひ読んでほしいです。


他に心に残って入れたい小説

「青い鳥」 重松清

青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥 (新潮文庫)

  • 作者: 清, 重松
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/06/29
  • メディア: 文庫

「分別と多感」 オースティン

分別と多感 (ちくま文庫)

分別と多感 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 文庫






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