ミュージカル「ワンダフルタウン」 [観劇]
大阪の梅田芸術劇場へ観に行ってきました。ブロードウェイミュージカル「ワンダフルタウン」
1953年の初演で、古き良き時代のミュージカル・コメディ、といった感じで、わかりやすかったです。
(現代のものは、自分の理解力のなさもあるのか、いまいちわからないのです。「モーツァルト!」など)
出演は、安蘭けい、別所哲也、大和田美帆、他の皆さん。
良かった。ほんとに良かった。安蘭さん目当てで観に行ったのですが、途中から忘れて、作品に観入ってしまいました。
一番に思ったのは場面転換の良さ。最初の方、アパートで、周りの人たちとの場面から、姉妹の地下の部屋への転換や、ニューヨークの昼の雑踏から帰宅したアパート前への場面など、すごくスムーズ。暗転がほとんどなくて、あっても音楽が途切れず、余韻を持たせたようできれい。
「いつの間に変わったの?」という感じで進むのです。
舞台が三段に分かれていて、"男に嫌われる為の100の方法"やルースの著作劇の場面など(ほんとに楽しかった)、わかりやすくて、おもしろい。
"スウィング"の場面はダンスが豪華に見えます。
元のミュージカルは知らないけど、演出の荻田さんが、やっぱり上手いのかなと思います。
音楽はジャズが入っている感じで、自分にはなじみがない種類のものだけど、ノリが良くて、すんなり観られました。歌も良くて、歌詞が聞き取りやすかった。(安蘭さん、大和田さん)
ダンスが良かった。皆、上手くて観ていて楽しかった。普段、歌や演技の方に目が行くのですが、ダンスが楽しいと思った公演なんて、あまりないです。
作品だけでなく、出演者も良かったです。
ルースの安蘭さん。コメディは良いです。(宝塚時代「愛するには短すぎる」のアンソニーなど好きでした)せりふの間が良い。
声も無理して高くないのが良いです。衣装もいろいろ見られて楽しかった。
アイリーンの大和田さん。初めて見るのですが、上手くて驚きました。安蘭さん同様、せりふの間が良いです。天然で男性好きするタイプのキャラクターそのままでした。
声もきれいでかわいくて、ルースとのデュエットは、高音と低音のハーモニーにうっとり。
ヘレンの星奈さんも、おもしろくて良かったです。
女優陣に比べて男優陣は、悪くないのですが、自分には印象が薄かったです。
ベイカーの別所さん。不器用な男の感じは出ているのですが、ルースやアイリーンとのやりとりなど、いまいち気持ちが伝わってこなかったです。肝心のルースとのラブストーリーが浮かびあがらない気がしました。最後、二人ハッピーエンドになっても、自分の中でそれほど盛り上がらなかった。
ヴァレンティの青山航士さんのダンスが印象に残りました。
アンサンブルが良いです。歌もダンスも見応えたっぷりで、まさに"ミュージカル"が楽しめる作品でした。近年の宝塚以外の舞台では、一番心に残りそうです。
初めまして。
青山航士さんの公式ファンサイトを管理させて頂いている者です。
「青山さん」と書いていただくだけで飛びついてしまうどうしようもないミーハーで、ブログ検索からお邪魔してしまいました。
今ファンサイトのギャラリーページで『ワンダフルタウン』舞台写真公開しています。安蘭けいさんの画像も小さいですが二点ありますので、お立ち寄り頂けたらとても嬉しいです。
by only one 管理人 (2010-12-03 21:55)
コメントありがとうございます。
今だにブログに慣れていなく、お返事遅くなり申し訳ありません。
青山さんとても良かったです。ダンスに詳しくない者でも、すぐに目が行きました。
by オリーブ (2010-12-06 19:58)