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「育てられない母親たち」 石井光太 著 [本(新書/心理・教育)]

前回、久しぶりに、心に関することを書いたのですが、また少し重い本です。


「育てられない母親たち」   石井光太   祥伝社新書

育てられない母親たち (祥伝社新書)

育てられない母親たち (祥伝社新書)

  • 作者: 石井光太
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: Kindle版

借りる予定ではなかったのだが、図書館で普段見ないコーナーで目に付いたので借りてみました。
以前、検索でタイトルを覚えていたのです。

タイトルから、母親に対しての悪いイメージを想像していたのだが、そうでないことを思い出した。自分も生育環境に少し問題がある家庭だったが、いくらか普通に生きられるようになって、そうできなかった自分や親のことを忘れかけていた。

親自体が親に育てられていないので、わからないのだ。自分の母も同じ事を言っていた。
でも、外では常識的すぎる普通の態度をとるのに、自分の子どもには、不適切な、普通でない、傷つけることを言うのか、子どもの自分にはわからなかった。

自分がそうされてきたので、傷つけているという意識自体ないのだ。(あっても正当化している)
そういうことだけではなくても、複雑すぎる要因や問題があることを思い知らされた。

そういう子どもが、また親になって、子どもを育てられない。(全てではないが)
虐待や問題は連鎖していく。

児童養護施設と特別養子縁組での、子どもに及ぼす影響の違いが、結構大きいことがわかって、勉強になりました。
読んでよかったです。

つらい子どもたちの現実を、多くの人に知ってほしいです。



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