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最近の読書 2024年冬 その2 ―覚え書― [本(小説)]

年末にエラリー・クイーンのミステリー(国名シリーズ)を読みましたが、再び挑戦です。
今回は最後の「スペイン岬の秘密」


「スペイン岬の秘密」   エラリー・クイーン   訳 越前敏弥 国弘喜美代


スペイン岬の秘密 (角川文庫)

スペイン岬の秘密 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: 文庫


スペイン岬の謎 (創元推理文庫 104-13)

スペイン岬の謎 (創元推理文庫 104-13)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1959/10/8
  • メディア: 文庫


地味そうですが、これは昔、創元推理文庫で持っていて(売ってしまった)、少し思い入れがあります。当時(30代後半頃)、内容が理解できなかった記憶があるのです。(現実生活で疲れていたのか?)

登場人物の動きが複雑で、読み進めるのがしんどかったような。
岬の別荘が舞台で、その雰囲気的なものだけ残っていた。

今回読んでも、全く覚えがなかった。最初に誘拐事件があるなんて。
その後も、そういえばこういう場面があったような、というのもなく、ほとんど初読だった。
当時思った複雑な話でなく、むしろ読みやすかった。

エラリーが、父の友人のマクリン判事と休暇をすごすため、スペイン岬にやって来る。
岬のそばにある、判事の知人の別荘で、最初の”事件”に出くわす。
同時に、スペイン岬のゴドフリー家の別荘で殺人事件が起きていた。

これは犯人は当てやすいかも。(確信は持てなかったのだが)
殺された男の姿がマントにステッキ、マントの下が全裸だったというのが、不可解で一番興味をそそる。

ゴドフリー家の客人たちの関係とドラマが読ませる。
舞台のスペイン岬と周辺の、わりとのんびりした雰囲気も、話に入りやすかった。

読みやすく、推理とドラマが楽しめて良かったです。


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