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最近の読書 2023年夏 その3 ―覚え書― [本(小説)]

最近の読書。
昨年から、ミステリーを少し読むようになったのですが、今回は、素直に(?)楽しめました。


「ABC殺人事件」   アガサ・クリスティ   深町眞理子 訳

ABC殺人事件 (創元推理文庫)

ABC殺人事件 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2003/11/09
  • メディア: 文庫



ABC殺人事件 (クリスティー文庫)

ABC殺人事件 (クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: Kindle版

アガサ・クリスティーの有名な作品だし、タイトルから読みやすそうだと思った。
おもしろかった。

クリスティーのミステリーを読むのは5作目です。
昨年の「ナイルに死す」も良かったけど、「ABC―」の方が自分には合っている気がしました。


読みやすい。筋立てがシンプル。

名探偵ポワロの許に、「ABC」と名のる人物から、日付けと場所を指定して、事件をにおわせる手紙が届く。
その後も予告状のとおり、Aの頭文字の人物がAのつく場所で、Bの頭文字の人物がBのつく場所で殺害される。被害者の傍らには、「ABC鉄道案内」が置かれていた。

被害者周辺の人たちに一人ずつ聞き込みや現場検証がされるが、ポワロも、最初は何を質問すればいいかもわからない状態だ。その後、話を聞いても、読んでいる方は、こういう話からどんな手がかりが得られるのか、全然わからない。
地味だけど、ポワロがどうやって解決するのかで、先が読みたくなる。

「探せばつねになにか、新しい事実が出てくるものなんですよ」というポアロの言葉にも、少し疑いを持っていた。
文中にもあったが、ポアロが「干し草の山から、針を見つけ出した」ことに「えっ?」と思った。記憶にない。「そんな小さなこと、どこに書いてあった?」とさがしたのだ。

最後の謎解きには、(ミステリー初心者なので)あっといわされた。

読んだ時期が合っていたのか、(自分が読んだ)クリスティー作品の中では一番楽しめました。



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