最近の読書 2023年夏 その2 ―覚え書― [本(小説)]
最近の読書。
読んだのは少し前なのですが、今回は児童書です。
(でも、自分が読むには年がいきすぎていた?)
「走れ、走って逃げろ」 ウーリー・オルレブ 作 母袋夏生 訳
そこそこ読み応えがあって、良さそうな児童書をさがしていて、タイトルが目に付いた。
調べると第二次大戦下で、少年が生き抜くような話で興味を持った。
読んだのは少し前なのですが、今回は児童書です。
(でも、自分が読むには年がいきすぎていた?)
「走れ、走って逃げろ」 ウーリー・オルレブ 作 母袋夏生 訳
そこそこ読み応えがあって、良さそうな児童書をさがしていて、タイトルが目に付いた。
調べると第二次大戦下で、少年が生き抜くような話で興味を持った。
実話にもとづいた話だが、途中で忘れてしまった。
8歳の少年が、たった一人で森で狩りをしてサバイバルをするなんて、現実感がなかったのかも。
それから、農村をわたり歩く生活が始まる。ユダヤ人というだけで、一箇所にいられず、危険な目にもあうが、助けてくれる人がいたおかげで生き延びることができた。
少年の意思と力と運がすごいと思うが、読んでいる時は、つらかったし、しんどかった。
文章が淡々としすぎて、感情移入しづらいと思っていたが、あとがきの「感傷や感情におぼれては生きのびられたなかったはず―」という言葉に納得した。
大人の自分にはそこに生きていた人の声をもっと聞きたかった。
映画化(2013年作)もされていた。
「ふたつの名前を持つ少年」
「フランバーズ屋敷の人びと」 K.M.ペイトン 作 掛川恭子 訳
子どもの頃読んだ、名作少女文学や大河ロマン的少女漫画の雰囲気を期待して読んでみたのだが、ちょっと違った。始まりが「落馬」なのだ。主人公のいとこの少年が狩猟で落馬する。(「キャンディ・キャンディ」を思い出した。)
もう一人のいとこの少年は飛行機に夢中だ。この二つのテーマが、いまいちなじめない。
主人公クリスチナも、一族の血なのか、狩猟が好きになって、馬を乗りこなす。
1908年イギリス。みなし子のクリスチナ(12歳)は、おじのラッセルに引きとられ、フランバーズ屋敷で暮らすことになる。性格が違ういとこの二人の少年、暴君のおじ、友人、使用人などがいて、設定は好みっぽいのに、いまいちだ。
馬の話が多いし、人物の魅力が薄いのかな。クリスチナといとこのウィリアム、マークの交流やエピソードがあまり残らない。
ロマンスの要素は入っているが(1巻の最後(1912年)で、マークがクリスチナに結婚を申し込んだり)唐突感があって(クリスチナ自身も言っている)、感情移入しづらかった。
全5巻あって、4、5巻は副題に「愛ふたたび」とあって、クリスチナのロマンスや大河ドラマ(?)が期待できそうな気もするが、続きは読めるかな。(思案中)
8歳の少年が、たった一人で森で狩りをしてサバイバルをするなんて、現実感がなかったのかも。
それから、農村をわたり歩く生活が始まる。ユダヤ人というだけで、一箇所にいられず、危険な目にもあうが、助けてくれる人がいたおかげで生き延びることができた。
少年の意思と力と運がすごいと思うが、読んでいる時は、つらかったし、しんどかった。
文章が淡々としすぎて、感情移入しづらいと思っていたが、あとがきの「感傷や感情におぼれては生きのびられたなかったはず―」という言葉に納得した。
大人の自分にはそこに生きていた人の声をもっと聞きたかった。
映画化(2013年作)もされていた。
「ふたつの名前を持つ少年」
「フランバーズ屋敷の人びと」 K.M.ペイトン 作 掛川恭子 訳
子どもの頃読んだ、名作少女文学や大河ロマン的少女漫画の雰囲気を期待して読んでみたのだが、ちょっと違った。始まりが「落馬」なのだ。主人公のいとこの少年が狩猟で落馬する。(「キャンディ・キャンディ」を思い出した。)
もう一人のいとこの少年は飛行機に夢中だ。この二つのテーマが、いまいちなじめない。
主人公クリスチナも、一族の血なのか、狩猟が好きになって、馬を乗りこなす。
1908年イギリス。みなし子のクリスチナ(12歳)は、おじのラッセルに引きとられ、フランバーズ屋敷で暮らすことになる。性格が違ういとこの二人の少年、暴君のおじ、友人、使用人などがいて、設定は好みっぽいのに、いまいちだ。
馬の話が多いし、人物の魅力が薄いのかな。クリスチナといとこのウィリアム、マークの交流やエピソードがあまり残らない。
ロマンスの要素は入っているが(1巻の最後(1912年)で、マークがクリスチナに結婚を申し込んだり)唐突感があって(クリスチナ自身も言っている)、感情移入しづらかった。
全5巻あって、4、5巻は副題に「愛ふたたび」とあって、クリスチナのロマンスや大河ドラマ(?)が期待できそうな気もするが、続きは読めるかな。(思案中)
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