最近の読書 2023年春 ―覚え書― [本(小説)]
3月になって、ようやく寒さもやわらいできました。
前に読んだミステリー「皇帝のかぎ煙草入れ」がおもしろかったので、またディクスン・カー(カーター・ディクスンのペンネームも)の作品を読みたくなりました。(前回書いたドラマの影響もあって、ミステリーに抵抗が少なくなった?)
「ユダの窓」 カーター・ディクスン 高沢治 訳 創元推理文庫
前に読んだミステリー「皇帝のかぎ煙草入れ」がおもしろかったので、またディクスン・カー(カーター・ディクスンのペンネームも)の作品を読みたくなりました。(前回書いたドラマの影響もあって、ミステリーに抵抗が少なくなった?)
「ユダの窓」 カーター・ディクスン 高沢治 訳 創元推理文庫
今回は下調べをしました。密室トリックで法廷ものというのが、怖くなさそうだし、論理パズルみたいなものが楽しめるかと思いました。
「ヘンリ・メルヴェール卿シリーズ」という中の一作です。
ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため、恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通される。話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ました時、密室内にいたのは、胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームとアンズウェルだけだった。
殺人の被疑者となったアンズウェルだが、どう考えても不利だし、弁護士のヘンリ・メルヴェール卿がどうするのかがおもしろい。意外なことが明らかになったり、犯人は「ユダの窓」から出入りして、それはどんな部屋にもある、というようなせりふに興味津々。
トリックを知ると結構シンプルだし、法廷劇は少し難しいところもあるけど、展開が良く、読ませる。
メルヴェール卿が茶目っ気もあって親しみやすい。傍聴人で語り手のブレーク夫妻との会話もいい。
こういうジャンルは初めて読んだが、結構読みやすく、おもしろかったです。(読む小説の傾向が変わるかな)
「ヘンリ・メルヴェール卿シリーズ」という中の一作です。
ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため、恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通される。話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ました時、密室内にいたのは、胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームとアンズウェルだけだった。
殺人の被疑者となったアンズウェルだが、どう考えても不利だし、弁護士のヘンリ・メルヴェール卿がどうするのかがおもしろい。意外なことが明らかになったり、犯人は「ユダの窓」から出入りして、それはどんな部屋にもある、というようなせりふに興味津々。
トリックを知ると結構シンプルだし、法廷劇は少し難しいところもあるけど、展開が良く、読ませる。
メルヴェール卿が茶目っ気もあって親しみやすい。傍聴人で語り手のブレーク夫妻との会話もいい。
こういうジャンルは初めて読んだが、結構読みやすく、おもしろかったです。(読む小説の傾向が変わるかな)
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