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最近の読書 2023年冬 ―覚え書― [本(小説)]

漫画(ドラマも)「ミステリと言う勿れ」を読んでから、ミステリー小説に少し興味が出てきました。
20代に名作と言われているものを少しだけ読んでいるのですが(アガサ・クリスティー、エラリイ・クイーン等)、その頃に読書ガイド本で、タイトルが特徴的で印象に残っていたのがこの本でした。
傑作とされていたようなので、この機会に読んでみました。


「皇帝のかぎ煙草入れ」   ジョン・ディクスン・カー   駒月雅子 訳

皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)

皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2012/05/20
  • メディア: 文庫


すごくおもしろかった。
巻末の作品解析で、「何の予備知識もなしに、読んでほしい」とあるのは同感で、今回は内容にあまりふれない感想を。

話がさくさく進んで、無駄がない感じ。
だれるところがなく、先が読みたくなる。(訳が良いのか?)
300ページという長さがちょうどいい。
恋愛要素が少し入っているのも読みやすい。人物が魅力的で、ドラマとしてもおもしろい。

自分は三分の二ぐらい読んだところで犯人が予想できたのだが、トリックはわからなかった。トリックに唸った。ミステリー初心者だけど、傑作と言われるのがわかった。
怖がりな自分でも読めるのが良かった。


ちなみに、今まで読んだミステリーで印象に残っているのは(定番すぎるが)
クリスティーの「そして誰もいなくなった」(ほぼ、初めてのミステリーでこれを読んだので、衝撃を受けた)
クイーンの「Yの悲劇」(予想外の犯人)
同じくクイーンの「災厄の町」(ドラマとしても印象に残っている)

今回ディクスン・カーを初めて読んで、好みとしてはすごく合っている気がしたが、調べてみると、今回読んだのはわりと特殊(?)で怪奇な作風が特徴のようだ。

あまり怖くないミステリー小説に興味が出てきて、さがしたくなりました。


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