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支えになった言葉 その4 [ひきこもり 2]

2月になりました。
久しぶりに、言葉の記録です。(支えというほどではないですが、気付かされたことです。)

昔の日記を読み返していたら、興味あることを書きとめていました。
2006年から2007年の新聞からの言葉なのですが、16年以上前はあまり実感がなかったことが、現代はまさに、普通(?)の感覚のようになっているのが(自分も慣らされているのが)少し怖いです。


「心でっかち」という言葉。
いじめや犯罪をなくすには一人一人心を入れかえさせさえすればいい。心がすべて。
こういう思考の傾きを言うのだそうだ。

日本人は集団主義的で米国人は個人主義的という常識があるが、人工的な環境の実験室で、人の行動を見ると、米国人の方が集団に協力的で、日本人の方が一匹オオカミ的に行動する傾向が強かったそうだ。
日本人は集団志向な心の性質を元々持っているわけではなく「社会の仕組み」に促されて、そう行動しているにすぎない。

いじめについてもそうで、ある子がやめさせようと立ち上がっても周囲が加勢してくれなければ、見て見ぬふりをしてしまうようになる。
人の行動は他の人たちの行動に大きく依存しているというもの。
一人一人に心を入れかえさせても問題は解決しない。
人は完全に独立して自分の行動を決めているようで、そうではない。


「密室化がいじめを生む」

学校に限らず、職場でも家庭でも、複数の個人が密室でむき出しのまま接し続けると、必ずといっていいほど確執は高まり、虐待が起こりかねないところにまで行きつく、というもの。人と人のあいだには、関係を密封しない空気孔が必要だと。

改めて心にとめたいと思いました。



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