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「発達障害『グレーゾーン』 その正しい理解と克服法」 岡田尊司 著 [本(新書/心理・教育)]

以前、発達障害についての本を読みましたが、今回はその「グレーゾーン」の本です。
以前読んだ本より先に(図書館で)予約を入れていたのだが、同じように思う人がいるのか、自分の後も10人以上予約が入っていました。

発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法 (SB新書)

発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法 (SB新書)

  • 作者: 岡田 尊司
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2022/02/04
  • メディア: Kindle版



岡田尊司さんの本は、「愛着障害」 「カサンドラ症候群」に続いて、3冊目なので、内容がだぶるところもあった。

グレーゾーンのタイプはわかりやすいが、表面的なものにとどまる感じで、(前に「発達障害」の本を読んでいるので)気付くところはあまりなかったかな。
愛着障害や他の障害のことも書いてあって、頭に入りづらかった。(本自体、印字が薄く、小さいので読みにくかったところも)

8つのタイプについて書いてある。

同じ行動を繰り返す人たち ― こだわり症・執着症

空気が読めない人たち ― 社会的コミュニケーション障害

イメージできない人たち ― ASDタイプと文系脳タイプ

共感するのが苦手な人たち ― 理系脳タイプとSタイプ

ひといちばい過敏な人たち ― HSPと不安型愛着スタイル

生活が混乱しやすい人たち ― ADHDと疑似ADHD

動きがぎこちない人たち ― 発達性強調運動障害

勉強が苦手な人たち ― 学習障害と境界知能


周囲にその特性がある人を理解しやすいが、自分の特性(生きづらさ)に悩んでいる人は、参考になるぐらいで、副題の克服法などはほとんど書いてない。

最近、ユーチューブの(発達障害)の動画を見るのだが、そちらの方が実際的で腑に落ちるかな。

本書にもあるが、問題なのは能力より、自信を失うこと。
大事なのは能力より「特性」への周囲の理解。(先週、テレビでも「発達障害の子どもたち」という特集をやっていた。文章より、実際にその子を見るほうがわかりやすい。)

職場でも10年以上前から知っているし、一緒にいたこともあるのに(自分のタイプみたいなものを話したこともある)会話(仕事中のやりとり、気遣いなど)が少ないと文句を言う、明るくしてほしい、みたいな圧力をかける人がいるのが、うっとうしく、ストレスになる。(これも逆に、その人の特性を自分が理解していないことになるのかな)

発達障害(グレーゾーン)でなくても、受け入れてもらえることや、信頼したり話ができる(共感してもらえる)人が周囲にいるか、というのが一番大事に思えます。



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