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漫画「ミステリと言う勿れ」 その2(言葉) [少女漫画]

しつこく(?)また、漫画「ミステリと言う勿れ」です。(興味ない方、すみません)

漫画を読んでいる方はわかるのですが、タイトルにもなっているように、ミステリもおもしろいですが、主人公の言葉に考えさせられたり、楽しむ作品でもあります。
そんな言葉を集めてみました。


ミステリと言う勿れ(1) (フラワーコミックスα)

ミステリと言う勿れ(1) (フラワーコミックスα)

  • 作者: 田村由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/01/29
  • メディア: Kindle版






ミステリと言う勿れ(2) (フラワーコミックスα)

ミステリと言う勿れ(2) (フラワーコミックスα)

  • 作者: 田村由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: Kindle版


全編通して、自分が一番心に残っているのは

子供って乾く前のセメントみたいなんですって。落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ。(児童心理学者の言葉ですけど)」(エピソード4  2巻)

やっぱり実感があります。


救われたのは

「人は弱くて壊れやすくて、病むことも倒れることもある。それが当たり前だと。だから修復する。治そうと思う。―」「日本では弱さを認めない。弱い者は負けで、壊れないのが正しい。壊れたら退場で、悩むことすら恥ずかしい。― 弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい」(エピソード4  4巻)

「その人の娘さんが、ひどいかどうかはわからないです。子供がそういうふうな態度を取る場合、たいてい親の方が先にひどいことをしてます。」(エピソード7  4巻)


共感するのは(言ってくれてうれしい)

「真実は人の数だけあるんですよ。でも、事実は一つです」(エピソード1  1巻)

「子供はバカじゃないです。自分が子供の頃バカでしたか?」(エピソード4  3巻)

「人が作ったものは、人が変えていいんだと思います。その時の最善の判断で変えていいんだと思います。だって人は間違うから」(エピソード4  3巻)

あとエピソード6で出てきた「闘病」という言葉は自分も好きじゃなかったので、うれしかった。


これは主人公(整くん)の言葉じゃないが

「虐待されてる子供たちもよ、みんな凝ったキレイな名前がついてんだよな。名前をつける時には、そんなことになるとは思ってなかったんだろうなあ」(エピソード8  5巻)

ハッとさせられた。
虐待されて、放火している陸太くんの言葉なのだけど、共感する。

自分も同じようなことを思った。わりと大きく扱われた(現実の)虐待事件(三件)で、三人とも名前に「愛」の字が入っていたのを記憶している。


整くんと陸太くんのやりとりで、整くんが、布団カバーのひもを通すところが小さくて大変、という話をした時の陸太くんの返事
「おまえが自分で大きい穴のをつけりゃいいだけだろ。毎回大変てバカかよ」
というのも、残っている。鋭いというか本質を突いたことを言う。


整くんと正反対のキャラ、レンくんも、軽そうだけど鋭いところがあって、言葉に共感する。
ほんとのこと言われると、ちょっとホっとするからさ。サンドイッチにトマトはさまれると、べしゃべしゃでイヤだ、とかさ」(エピソード10  7巻)


話(ミステリ)がそんなに好きでなくても、場面(せりふ)として好きなところがあって、いろいろ楽しめます。




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