「大人になってからの人間関係」 キーラ・アサトリアン 著

（職場の）人間関係のもやもやを少し引きずっていて、こんな本を借りました。


「大人になってからの人間関係」

大人になってからの人間関係 信頼を深めるための3ステップ

• 出版社/メーカー: 文響社
• 発売日: 2018/06/22
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

これは、図書館の休館前に予約をしていました。
参考程度のつもりでそれほど期待していなかったし、コロナで人間関係の距離も変わりそうで、あまり役立たなくなったかと思ったが、すごく深くて興味深かった。

内容は、親密な人間関係を築いて孤独をやわらげる方法を学ぶ本です。

「はじめに」の最初の文章から、自分がずっと悩んできた（今はあきらめの境地だが）心の根っこにふれてきた。
人が集まるところには必ず、人の輪の中に入れない人がいます。

本当に大切なことを相談できる人が、ほとんどいない。
本当に自分を理解し、親身になってくれる人がほとんど見当たらない。

「現代の孤独」はある感覚が欠けているという。それは「親密さ」の感覚。
人と親密になるため、しなければならないのはたった二つだけ
「理解する」ことと「親身になる」こと。

相手の内面を深く理解する。
相手の物語を聞く。
上手な質問の仕方。（ＮＧも）

人と問題を切り離す。
欠点と問題は別ものである。
理想的なケンカの仕方。

など、人間関係の極意や間違った思い込みが理解しやすかった。どれも実践的で説得力があった。

自分自身は変わらなくて「振る舞い」が変わったから、人間関係が実りあるものになった、という最後の著者の言葉に勇気づけられた。

章ごとに「考え方」や「課題」が設けられていて、読むだけでも考え方の助けになって、気持ちが落ち着いた。
（買って）手元に置きたいと思いました。

コメント 1

サイトーさん、nice! ありがとうございます。
by オリーブ (2020-06-28 12:10)