アニメ「獣の奏者エリン」 [アニメ]
久しぶりにアニメのことを書きます。
韓国ドラマの他に、今、楽しみにしているのは、再放送されている「獣の奏者エリン」です。
書きそびれて今さらなのですが、初めて通して見て、すごく良いアニメだと思いました。
原作はシンプルですが、アニメは話を膨らませてあって、人物の心理描写が丁寧です。
一年50話もあるからですが、子供の頃見ていた世界名作劇場のように、つなぎのようなどうでもいい話はほとんどなく、テンポ良く、ドラマの流れが自然です。
構成がとても良い。
第7話「母の指笛」や第28話「ジョウンの死」など、脚本と演出がすごく良くて、子供向けアニメだけど泣いてしまいました。
エリンがジョウンに助けられてからも、二人のふれあいなど、こんなにドラマを感じられた作品は(アニメに限らず)ほとんどないです。
キャラクターデザインがかわいくて、子供が見られる大河アニメとしてぴったりです。
ヌックとモックはオリジナルキャラですが、重くなりすぎるのを救って、いい味出してます。
民話調(?)の背景や色彩がきれい。
声優さんもぴったりで、エリンは笑い声とか少しぎこちない感じはあるものの、素直な感情表現で好感が持てます。
音楽や挿入歌も良くて、心にしみます。
物語はこれから、エリンが18才になって、政治的なものに巻き込まれていくと思いますが、とても楽しみです。
同じ上橋菜穂子さん原作のアニメ「精霊の守り人」のDVDを1巻だけ借りました。(原作は未読)
絵の美しさに感動しました。まるで実写版のような細かい作画。演出や背景もスケールがあって、色調は抑え目ですごく好みです。
絵に関しては、今まで見たアニメで最高レベルに思えました。
でも、話はちょっと入りにくかったです。(二話しか見てませんが)
せりふが説明調で難しい所があったり、人物に感情移入できませんでした。
tensobaさん、nice! ありがとうございます。
by オリーブ (2011-10-23 20:50)