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映画感想 2023年 その3 [ドラマ・映画]

映画の感想が続きます。

話題の映画を観てきました。

「怪物」

出演者   安藤サクラ   永山瑛太   黒川想矢   柊木陽太   田中裕子


映画は普段はDVDや動画など、家で見るのですが、これは映画館で観たいと思いました。(映画館で観たのは、今まで5本ぐらい。邦画では初めてです)


この映画は何で知ったのか忘れたが、タイトルとポスターにすごく興味をそそられた。
監督が是枝裕和さんで、話も好みのようで、観に行ってもいいかなと思っていた。
そしたら、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞したということで、待てなくなりました。


(でも)感想は書きにくい。難しい。

余韻がすごく残った。
映像がきれいだった。出演者が良かった。
自分が観た、是枝さんの映画の中では一番おもしろかった。

家で見る時は、2時間続けて見られる映画はほとんどなく、最低2回、多い時は5、6回に分けて見るので、まず、それを心配(?)していた。
なのに、やっぱり映画館だからなのか、全然だれず、時間も気にせず、引きこまれた。

いじめの話かと思って、湊くんの母親が学校にのりこむところは共感して、感情移入した。
でも、先生側の話になると、今度は先生の方が気の毒に思ったり、少し問題はあるかもしれないが、普通の先生に思えた。

子ども同士の話は、いじめられている星川くんの方が、実は悪い子(?)なのかと疑ったり、謎(?)を追う感じで引きこまれる。
場面の切り替えが早く、時間も前後してつながっているのがおもしろい。
一度だけじゃわからなくて、もう一度観たくなった。人物の心情や話を追いたくなる。

湊くんは、どうして車から飛び降りたのか?
何となくはわかるが、本当のところは湊くんにしかわからない。
星川くんはいじめられてどう思っていたのか、とか。

もしかしたら放火したのは星川くんかもしれない、とか、星川くんは父親にもいじめられているように思えたり・・・

どれも、謎のまま、ちゃんと解決(?)しないまま終わるのだが、良かった。

人間はいろいろな面を持っている。
視点を変えると、物事は違って見える。とかがテーマなのか?

予告にある「怪物 だーれだ?」というのがテーマなのか?
そもそも、その「怪物」の意味も微妙だが。
わからないことばかりだけど、(わからないから?)考える楽しさがある。


出演者の人も皆、良かった。
子役の子の演技が二人とも、演技に思えないぐらい自然だった。

音楽が坂本龍一さんだったんだ。全然意識していなかった。(映像に溶け込んで自然だった?)
ちゃんと聴いてみたい。




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