絵本 覚え書 その6 [本(絵本)]
絵本の覚え書。
(文化の日だし)今回は芸術的で秋らしい(?)、わりと気に入っている絵本です。
「ぼくといっしょに」 シャルロット・デマトーン 作 野坂悦子 訳
これは昨年、新刊本で見て、表紙絵の青色にすごくひかれました。
オランダの絵本というのも珍しくて(ロングセラーだそう)興味を持ちました。
(文化の日だし)今回は芸術的で秋らしい(?)、わりと気に入っている絵本です。
「ぼくといっしょに」 シャルロット・デマトーン 作 野坂悦子 訳
これは昨年、新刊本で見て、表紙絵の青色にすごくひかれました。
オランダの絵本というのも珍しくて(ロングセラーだそう)興味を持ちました。
「ぼく」はおかあさんにたのまれて、おつかいに行きます。これだけ書くと平凡な話みたいですが、その道中が空想の冒険になるのです。ありふれた日常が楽しいものになるのです。
とにかく絵が全てといっていいくらいの絵本で、想像力が刺激されます。色彩豊かで細部まで描きこまれて、見るだけで楽しい。いろいろ仕掛けもあるのです。
オランダは「世界でいちばん子どもたちが幸せな国」だそうで、絵本にそれが表れている気がしました。
「アンデルセンの夢の旅」
ハインツ・ヤーニッシュ 文 マーヤ・カステリック 絵
アンデルセンの伝記絵本。
馬車に乗り合わせた少女エルサに、アンデルセンはとっておきのメルヘンを話し始める。
漫画のコマのような構成で、アンデルセンの子どもの頃から、有名な作家になるまで語られる。
童話にこめた思いなどもうまく織りこまれていて楽しめる。
エルサが聞き役にいて、馬車の旅というのも、物語が何重にも重なっている感じで、想像の翼が広がっていくようだ。
絵もメルヘンなやさしい色使いで、アンデルセンの童話が好きな人にはおすすめです。
「おばけリンゴ」 ヤーノシュ さく やがわすみこ やく 福音館書店
タイトルがおもしろいし、表紙絵も良くて、興味を持ちました。
貧乏な男ワルターは、リンゴの木を一本持っていた。でも、まだ一つも実がなったことがない。ある日、とうとうリンゴの木に花が咲く。
たった一つの実がなるのを待って、見守っていた日々は素晴らしい毎日だった。でも、その後、リンゴを大きくして高く売ることを考えてからのワルターの日々は・・・
後半思いがけない展開もあって、幸せというものの価値について考えさせられます。
ユーモアがある中にも深いお話で楽しめます。
絵も素朴で味があって、かわいくて好きです。
「しろうさぎとりんごの木」 石井睦美 さく 酒井駒子 え 文溪堂
しろうさぎの家の玄関わきに、一本のりんごの木があります。うさぎのおかあさんはそれでりんごのジャムを作ってくれました。しろうさぎはあの木がこんなにおいしいなんて、さっそく明日かじってみようと思いたちます。
明日がはやくきてほしいと眠れなかったり、りんごの木のところへ行くのに、ちょっとうそを言ってみたり。
しろうさぎの感情がかわいくて共感する。
うさぎのおかあさんとしろうさぎとのふれあいにやさしい気もちになります。
子どものためというより親のための絵本かな。
酒井駒子さんの絵本の中でも気に入っている一冊です。
とにかく絵が全てといっていいくらいの絵本で、想像力が刺激されます。色彩豊かで細部まで描きこまれて、見るだけで楽しい。いろいろ仕掛けもあるのです。
オランダは「世界でいちばん子どもたちが幸せな国」だそうで、絵本にそれが表れている気がしました。
「アンデルセンの夢の旅」
ハインツ・ヤーニッシュ 文 マーヤ・カステリック 絵
アンデルセンの伝記絵本。
馬車に乗り合わせた少女エルサに、アンデルセンはとっておきのメルヘンを話し始める。
漫画のコマのような構成で、アンデルセンの子どもの頃から、有名な作家になるまで語られる。
童話にこめた思いなどもうまく織りこまれていて楽しめる。
エルサが聞き役にいて、馬車の旅というのも、物語が何重にも重なっている感じで、想像の翼が広がっていくようだ。
絵もメルヘンなやさしい色使いで、アンデルセンの童話が好きな人にはおすすめです。
「おばけリンゴ」 ヤーノシュ さく やがわすみこ やく 福音館書店
タイトルがおもしろいし、表紙絵も良くて、興味を持ちました。
貧乏な男ワルターは、リンゴの木を一本持っていた。でも、まだ一つも実がなったことがない。ある日、とうとうリンゴの木に花が咲く。
たった一つの実がなるのを待って、見守っていた日々は素晴らしい毎日だった。でも、その後、リンゴを大きくして高く売ることを考えてからのワルターの日々は・・・
後半思いがけない展開もあって、幸せというものの価値について考えさせられます。
ユーモアがある中にも深いお話で楽しめます。
絵も素朴で味があって、かわいくて好きです。
「しろうさぎとりんごの木」 石井睦美 さく 酒井駒子 え 文溪堂
しろうさぎの家の玄関わきに、一本のりんごの木があります。うさぎのおかあさんはそれでりんごのジャムを作ってくれました。しろうさぎはあの木がこんなにおいしいなんて、さっそく明日かじってみようと思いたちます。
明日がはやくきてほしいと眠れなかったり、りんごの木のところへ行くのに、ちょっとうそを言ってみたり。
しろうさぎの感情がかわいくて共感する。
うさぎのおかあさんとしろうさぎとのふれあいにやさしい気もちになります。
子どものためというより親のための絵本かな。
酒井駒子さんの絵本の中でも気に入っている一冊です。
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