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「たべる生活」 群ようこ 著 [食事・健康]

前に角田光代さんの、食がテーマのエッセイを読んだが、今回も。
角田さんのは食材に対する愛みたいなものが書かれていたが、群ようこさんのはタイトル通り食生活。


「たべる生活」   群ようこ   朝日新聞出版

たべる生活

たべる生活

  • 作者: 群ようこ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: 単行本



こっちの方が自分には興味があって、最初の章タイトルは「人間の体は食べた物でできている」で、自分と同じ考え方でうれしくなった。
次の「料理は最小の労力で最大の効果を」というのも、わりと近い。

「『生活偏差値』を上げる」ということや現代の子どもの食生活についてなど、いろいろ知ることができて考えさせられた。
料理に対する感覚や、食生活が変わってきたことを憂える話は共感した。
著者の知人のことなど「えーっ?」と思う話もあって、人それぞれだがおもしろかった。(笑っている場合じゃないが)
食生活だけでなく、マイクロプラスチック問題の話もあって、ラップの代用になる物まで書かれていて、幅広い内容で読み応えがあった。


著者の言葉にもあったが、昔は世の中の食に対する常識はほぼ一致していたけど、今は違っている。
食事を抜くなんて、自分の感覚では考えられなかったが、職場でも昼食を食べない人はいて、あまり気にしなくなった。

何年か前、「食べた方がいい」と言った人もいたが、余計なお世話みたいな言い方をされて、他の話もできなくなった。

健康(ダイエット)のため、という人もいたが、聞いてみると、昔からカロリーが高い、太りやすい物を好んで食べる食習慣になっていたのだ。食事を抜くと、かえって太りやすくなると思うのだが、言い方に気を遣う。

きっちり手間をかけて子どもの料理を作っている人に、バカにするような、陰口を言う人もいる。

食の大切さをもっと思い出してほしいです。




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