SSブログ

アニメ映画「君の名は。」 [アニメ]

珍しく、今時のアニメ映画を観てきました。
「君の名は。」です。

これは、パソコンの広告を見て、タイトルから、ちょっと気になっていました。
絵も見れそうだと思っていたら、テレビの「スイッチインタビュー」で監督が出演される番組を見つけて、映画を観たくなりました。

「すごく良かった。ディズニーやジブリアニメと比べ物にならないぐらい感動した。こんなアニメが作れるのだ」というのが観終わった後の真っ先に出てきた感想です。(映画の評判は全然知らなかった)。

高校生の男女が入れ替わる話というのは、過去に何度かあった設定だが、テレビで観た、過去作品の映像の美しさや心情描写に、今回も興味がありました。

最初、三葉の田舎の生活が描かれるが、淡々としていながら、演出が目を引くものばかりで、おもしろかった。父親が町長だったり、地元の口噛み酒や紐作り、祖母の話など、何の意味があるのだろう、単に三葉の生活を描くだけのものかと思っていたら、後で全部生きてくるのが上手いと思いました。(無駄な場面なんて一つもない感じだ)。

瀧と三葉が入れ替わっている、状況がわかるまでの見せ方(脚本)も良かった。
ゆったり描くところとテンポ良く場面が切り替わるところのメリハリが良く、観やすい。

入れ替わりがなくなり、瀧が三葉を訪ねていくところから、意外な展開で引き込まれた。(それまでもおもしろかったが)
東京と糸守町、過去と現代、瀧と三葉の場面転換が良く(混乱しそうだが、ついていける)、物語全体が明らかになっていく構成が見事。
途中、周囲を意識したり、時間が気になったりとか全然なく、二時間ずっと物語に入り込んでいました。

終わりのクレジットの時、音楽の良さに気付いた。観ている時も良かったのだが、全然気にならなかったというか、物語と一体になっていたような感覚で気付かなかったのだ。(これはすごいことだと思う)。

映像が期待にたがわず良かった。風景の美しさに心を奪われました。広がりがある空や草原は、大画面で見るとすごい迫力。東京との対比も良くて、今でも映像が残っている。
演出も、戸を開ける足元からの視点や"俯瞰"も多かった印象で、おもしろかったです。

理屈抜きで引き込まれた、五感を刺激される、身体ごと感動するような映画でした。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0