映画感想 2022年 その2 [ドラマ・映画]
少しだけ動画で映画を観られる環境になったので、また映画の感想です。
前に観た「ラストレター」が良かったので、邦画を観てみたくなりました。
普段観ないタイプの映画なのですが、観て良かったです。
「罪の声」 2020年
出演者 小栗旬 星野源
これは検索で主演の小栗旬さんが見覚えがあって(今期の大河ドラマを見ている)、タイトルが社会派ドラマみたいで興味を持ちました。
前に観た「ラストレター」が良かったので、邦画を観てみたくなりました。
普段観ないタイプの映画なのですが、観て良かったです。
「罪の声」 2020年
出演者 小栗旬 星野源
これは検索で主演の小栗旬さんが見覚えがあって(今期の大河ドラマを見ている)、タイトルが社会派ドラマみたいで興味を持ちました。
普段観ないタイプの映画だが、久しぶりに涙ぼろぼろだった。かわいそうで(こんな言葉は軽いと思うけど)胸が詰まった。大人の事件に子どもを巻き込むなんて。子どもの一生が台無しになる。
内容を知らなかったが、すぐに実際にあったグリコ・森永事件(1984年)を元にしたものだとわかった。
内容を知らなかったが、すぐに実際にあったグリコ・森永事件(1984年)を元にしたものだとわかった。
子どもの声が使われたというのはあまり覚えてなかったが、このタイプの映画が苦手な自分でも引きこまれた。
テーラーの曽根俊也は父の遺品の中から手帳とカセットテープを見つける。手帳を見て、テープを聞いた俊也は、自分が「ギン萬事件」に声を使われた(知らないうちに犯罪に関わっていた)ことを知り、事件のことを調べようとする。
同じく、大日新聞の記者、阿久津英士もギン萬事件の担当になって調べている。
二人が出会う場面が、俊也が過去を思い出したこともあって、緊迫感があって、印象に残った。「真実を明らかにすることに意義がある」と言う阿久津を俊也は追い返そうとする。でも、阿久津の誠実な人間性を知るところが、その後のドラマを動かすポイントにもなっているのがいい。
時効になった事件に何の意義があるのか、エンタメとして消費しているという阿久津の思いに、上司が「ギン萬事件を追うことは、マスコミの責任を問い直すこと」「消費でない、意義がある記事を書け」というところも残る。
「過去を掘り返して何の意味があるのか?」という阿久津の思いは、自分も少し思っていたが、後半の展開にそれが描かれていて、胸に迫ってきた。(ラストシーンも良かった)
現実にこういう子どもがいることに改めて気付かされて、考えさせられた(映画としても感動した)映画でした。
「花束みたいな恋をした」 2021年
出演者 菅田将暉 有村架純
これも普段観ないタイプの映画だが、ドラマ「ミステリと言う勿れ」で主演だった菅田将暉さんだし、機会があったので、観てみようと思ったのでした。
今どきの恋愛映画みたいなのは昔から苦手で、もしかして初めて観る(?)
最初の場面で、元恋人みたいな二人の関係がわかって、過去の年から始まるので、別れてしまうのが予想できて、観るのがつらくなった。(タイトルも「―恋をした」と過去形になっているし)
ほとんどモノローグ(語り)だけで話が進んでいくので、観やすい(?)が、感情移入とかはほとんどできなかった。(実体験もないし)
後半、二人のすれ違いが起こるのは、共感できるところもあったが(どちらも納得できる)、この年齢で観るとつらいというか、別れなくてもいいのに、と思ってしまった。
タイトルの「花束みたいな恋」というのが今どきの恋愛観を表しているようにも思えた。
でも、映画としては、うまくできている気がした。(観慣れていないのでわからないが)
二人の演技も良かった。
後で調べると、二作品とも監督の人が同じだったのは驚いた。
テーラーの曽根俊也は父の遺品の中から手帳とカセットテープを見つける。手帳を見て、テープを聞いた俊也は、自分が「ギン萬事件」に声を使われた(知らないうちに犯罪に関わっていた)ことを知り、事件のことを調べようとする。
同じく、大日新聞の記者、阿久津英士もギン萬事件の担当になって調べている。
二人が出会う場面が、俊也が過去を思い出したこともあって、緊迫感があって、印象に残った。「真実を明らかにすることに意義がある」と言う阿久津を俊也は追い返そうとする。でも、阿久津の誠実な人間性を知るところが、その後のドラマを動かすポイントにもなっているのがいい。
時効になった事件に何の意義があるのか、エンタメとして消費しているという阿久津の思いに、上司が「ギン萬事件を追うことは、マスコミの責任を問い直すこと」「消費でない、意義がある記事を書け」というところも残る。
「過去を掘り返して何の意味があるのか?」という阿久津の思いは、自分も少し思っていたが、後半の展開にそれが描かれていて、胸に迫ってきた。(ラストシーンも良かった)
現実にこういう子どもがいることに改めて気付かされて、考えさせられた(映画としても感動した)映画でした。
「花束みたいな恋をした」 2021年
出演者 菅田将暉 有村架純
これも普段観ないタイプの映画だが、ドラマ「ミステリと言う勿れ」で主演だった菅田将暉さんだし、機会があったので、観てみようと思ったのでした。
今どきの恋愛映画みたいなのは昔から苦手で、もしかして初めて観る(?)
最初の場面で、元恋人みたいな二人の関係がわかって、過去の年から始まるので、別れてしまうのが予想できて、観るのがつらくなった。(タイトルも「―恋をした」と過去形になっているし)
ほとんどモノローグ(語り)だけで話が進んでいくので、観やすい(?)が、感情移入とかはほとんどできなかった。(実体験もないし)
後半、二人のすれ違いが起こるのは、共感できるところもあったが(どちらも納得できる)、この年齢で観るとつらいというか、別れなくてもいいのに、と思ってしまった。
タイトルの「花束みたいな恋」というのが今どきの恋愛観を表しているようにも思えた。
でも、映画としては、うまくできている気がした。(観慣れていないのでわからないが)
二人の演技も良かった。
後で調べると、二作品とも監督の人が同じだったのは驚いた。
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