SSブログ

映画感想 2022年 その2 [ドラマ・映画]

少しだけ動画で映画を観られる環境になったので、また映画の感想です。

前に観た「ラストレター」が良かったので、邦画を観てみたくなりました。
普段観ないタイプの映画なのですが、観て良かったです。


「罪の声」   2020年

出演者   小栗旬   星野源

罪の声 通常版 [Blu-ray]

罪の声 通常版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/04/23
  • メディア: Blu-ray

これは検索で主演の小栗旬さんが見覚えがあって(今期の大河ドラマを見ている)、タイトルが社会派ドラマみたいで興味を持ちました。

普段観ないタイプの映画だが、久しぶりに涙ぼろぼろだった。かわいそうで(こんな言葉は軽いと思うけど)胸が詰まった。大人の事件に子どもを巻き込むなんて。子どもの一生が台無しになる。

内容を知らなかったが、すぐに実際にあったグリコ・森永事件(1984年)を元にしたものだとわかった。

子どもの声が使われたというのはあまり覚えてなかったが、このタイプの映画が苦手な自分でも引きこまれた。

テーラーの曽根俊也は父の遺品の中から手帳とカセットテープを見つける。手帳を見て、テープを聞いた俊也は、自分が「ギン萬事件」に声を使われた(知らないうちに犯罪に関わっていた)ことを知り、事件のことを調べようとする。

同じく、大日新聞の記者、阿久津英士もギン萬事件の担当になって調べている。

二人が出会う場面が、俊也が過去を思い出したこともあって、緊迫感があって、印象に残った。「真実を明らかにすることに意義がある」と言う阿久津を俊也は追い返そうとする。でも、阿久津の誠実な人間性を知るところが、その後のドラマを動かすポイントにもなっているのがいい。

時効になった事件に何の意義があるのか、エンタメとして消費しているという阿久津の思いに、上司が「ギン萬事件を追うことは、マスコミの責任を問い直すこと」「消費でない、意義がある記事を書け」というところも残る。

「過去を掘り返して何の意味があるのか?」という阿久津の思いは、自分も少し思っていたが、後半の展開にそれが描かれていて、胸に迫ってきた。(ラストシーンも良かった)

現実にこういう子どもがいることに改めて気付かされて、考えさせられた(映画としても感動した)映画でした。




「花束みたいな恋をした」   2021年

出演者   菅田将暉   有村架純

花束みたいな恋をした 通常版 [DVD]

花束みたいな恋をした 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/07/14
  • メディア: DVD


これも普段観ないタイプの映画だが、ドラマ「ミステリと言う勿れ」で主演だった菅田将暉さんだし、機会があったので、観てみようと思ったのでした。

今どきの恋愛映画みたいなのは昔から苦手で、もしかして初めて観る(?)
最初の場面で、元恋人みたいな二人の関係がわかって、過去の年から始まるので、別れてしまうのが予想できて、観るのがつらくなった。(タイトルも「―恋をした」と過去形になっているし)

ほとんどモノローグ(語り)だけで話が進んでいくので、観やすい(?)が、感情移入とかはほとんどできなかった。(実体験もないし)
後半、二人のすれ違いが起こるのは、共感できるところもあったが(どちらも納得できる)、この年齢で観るとつらいというか、別れなくてもいいのに、と思ってしまった。
タイトルの「花束みたいな恋」というのが今どきの恋愛観を表しているようにも思えた。

でも、映画としては、うまくできている気がした。(観慣れていないのでわからないが)
二人の演技も良かった。


後で調べると、二作品とも監督の人が同じだったのは驚いた。







nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。