映画感想 2018年 その4 (「ネバーエンディング・ストーリー」) [ドラマ・映画]
前回「はてしない物語」について書きましたが、やっぱり映画版「ネバーエンディング・ストーリー」を観たくなりました。
レビューとかで評判を見ていましたが、原作を知っている人にはよくないみたいで、あまり期待していませんでした。
「ネバーエンディング・ストーリー」 1984年
出演者 ノア・ハサウェイ バレット・オリヴァー
レビューとかで評判を見ていましたが、原作を知っている人にはよくないみたいで、あまり期待していませんでした。
「ネバーエンディング・ストーリー」 1984年
出演者 ノア・ハサウェイ バレット・オリヴァー
(最初にネタばれしますが)、映画は原作の前半部分だけで、観た後、驚いてしまいました。
第2章(これが後半)があって、原作がとりあえず収まっている感じです。(しかも、監督も配役も違う)
第2章のレビューは、1作目よりさんざんみたいだったが、個人的にはずっと良くて、二重の意味で驚きました。
まず、第1作目の感想から。
物語の前半部分だけなのに、1時間半もかけていったい何を描いたのだろうという内容の薄さ。
話的にも映像(演出)も。
ファンタージエンの住人。「岩喰い男」が「ロック・バイター」だなんて。幸いの竜「フッフール」はラッキー・ドラゴン「ファルコン」に。(ドイツ語と英語の違い?)
ファンタージエンの世界観からイメージが違う。
話は、本の中ではアトレーユが旅をするのがメインだが、出会う相手と二人で、説明せりふみたいなことを長々話しているだけの印象。
小人夫婦との絡みぐらい、もう少しあってもいいのに。(助けてもらったのにお礼も言わないなんて)。
ここでの「南のお告げ所」を通るスフィンクスの門で、演出に違和感があった。最初、建造物の門が普通の家より少し大きいぐらいだと思ったのに、次には10メートルぐらいありそうに思えたり。
場面としても見せどころだけど、あっけない。
ファルコンに乗って空を飛んでいる場面も、風景が単調すぎておもしろくない。(制作年を考えると仕方ない?)
バスチアンが、自分が本の物語の中にいると気づいて驚く場面が、何となく覚えがあって、テレビで見たかもと、思い出した。(映画を見た記憶さえなかった)
噂の(?)エンディングに納得しました。
原作を知らなければ、それなりに楽しめたかもしれないが、原作を読んだら、やっぱりこの1作目は個人的に好きでないです。
「ネバーエンディング・ストーリー 第2章」 1990年
出演者 ジョナサン・ブランディス ケニー・モリソン
「レビューはさんざんだったが、こちらの方が何倍も良いじゃないか」というのが観終わった感想。
確かにファンタージエンの世界観は、1作目よりさらにひどい。まるでSF。新たな住人(巨人)の気持ち悪さが半端ない。
でも、ハラハラ、わくわくは、1作目よりずっとある。
キャストも、主要三人はイメージに合って、結構好きだ。(ただ、幼ごころの君の髪型が・・・)
(以下ネタばれ)
アレンジの仕方がほとんど別物だけど、これが上手いと思う。
ザイーダ(サイーデ)が「思い出マシン」というのを持っていて、バスチアンを操るところ。
バスチアンが願いをかなえるたびに記憶を失っていく、というのが目に見える形になって、わかりやすい。
「思い出の玉」が映像を映すのも、家族愛があっていい。それを見て、ザイーダの手下のスパイがバスチアンを助ける話まで付いている。
バスチアンとアトレーユ、ザイーダに話を絞って、テーマがわかりやすい。
アトレーユとの友情が原作より描かれているのも良い。
願いごとが、最後あと一つしか残っていない時、その使い道が思いがけないもので、あっといわされた。
全体の構成も良くて、最初の学校での場面も、どうでもいい場面と思っていたが、ちゃんと伏線になっていたのだ。
他にも心に残る場面があって、ほんとにこの第2章で、リベンジできた感じです。
テーマがストレートすぎるぐらい伝わってきて、思わず泣けてきました。
物語の前半部分だけなのに、1時間半もかけていったい何を描いたのだろうという内容の薄さ。
話的にも映像(演出)も。
ファンタージエンの住人。「岩喰い男」が「ロック・バイター」だなんて。幸いの竜「フッフール」はラッキー・ドラゴン「ファルコン」に。(ドイツ語と英語の違い?)
ファンタージエンの世界観からイメージが違う。
話は、本の中ではアトレーユが旅をするのがメインだが、出会う相手と二人で、説明せりふみたいなことを長々話しているだけの印象。
小人夫婦との絡みぐらい、もう少しあってもいいのに。(助けてもらったのにお礼も言わないなんて)。
ここでの「南のお告げ所」を通るスフィンクスの門で、演出に違和感があった。最初、建造物の門が普通の家より少し大きいぐらいだと思ったのに、次には10メートルぐらいありそうに思えたり。
場面としても見せどころだけど、あっけない。
ファルコンに乗って空を飛んでいる場面も、風景が単調すぎておもしろくない。(制作年を考えると仕方ない?)
バスチアンが、自分が本の物語の中にいると気づいて驚く場面が、何となく覚えがあって、テレビで見たかもと、思い出した。(映画を見た記憶さえなかった)
噂の(?)エンディングに納得しました。
原作を知らなければ、それなりに楽しめたかもしれないが、原作を読んだら、やっぱりこの1作目は個人的に好きでないです。
「ネバーエンディング・ストーリー 第2章」 1990年
出演者 ジョナサン・ブランディス ケニー・モリソン
「レビューはさんざんだったが、こちらの方が何倍も良いじゃないか」というのが観終わった感想。
確かにファンタージエンの世界観は、1作目よりさらにひどい。まるでSF。新たな住人(巨人)の気持ち悪さが半端ない。
でも、ハラハラ、わくわくは、1作目よりずっとある。
キャストも、主要三人はイメージに合って、結構好きだ。(ただ、幼ごころの君の髪型が・・・)
(以下ネタばれ)
アレンジの仕方がほとんど別物だけど、これが上手いと思う。
ザイーダ(サイーデ)が「思い出マシン」というのを持っていて、バスチアンを操るところ。
バスチアンが願いをかなえるたびに記憶を失っていく、というのが目に見える形になって、わかりやすい。
「思い出の玉」が映像を映すのも、家族愛があっていい。それを見て、ザイーダの手下のスパイがバスチアンを助ける話まで付いている。
バスチアンとアトレーユ、ザイーダに話を絞って、テーマがわかりやすい。
アトレーユとの友情が原作より描かれているのも良い。
願いごとが、最後あと一つしか残っていない時、その使い道が思いがけないもので、あっといわされた。
全体の構成も良くて、最初の学校での場面も、どうでもいい場面と思っていたが、ちゃんと伏線になっていたのだ。
他にも心に残る場面があって、ほんとにこの第2章で、リベンジできた感じです。
テーマがストレートすぎるぐらい伝わってきて、思わず泣けてきました。
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