文章力の基本 阿部紘久 著

珍しい本を図書館で借りました。（以前、新聞で見て、書きとめていました）。
「文章力の基本」です。この手の本を読むのは初めてです。

ブログを書くのに時間がかかりすぎるし、そのわりに、肝心なことを書いていないような、すっきりしない文章で、何かヒントになるかと思ったのです。

文章力の基本

• 作者: 阿部 紘久
• 出版社/メーカー: 日本実業出版社
• 発売日: 2009/07/24
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

副題に「簡単だけど、誰も教えてくれない７７のテクニック」とあります。
シンプルな構成が良く、原文と改善文があってわかりやすいです。読み物としてもおもしろいです。
簡単なことも出来ていないものがあって、恥ずかしくなってきました。

著者が言う「良い文章」とは「明快な文章」です。
第一にそれは「言いたいことが明確な文章」
第二に「頭を使わなくても、読むそばからスラスラわかる文章」
第三に「簡潔な文章」

「削れる言葉は徹底的に削る」という意味のヒントがよく出てきました。
反対に省略してはいけないキーワードもあって、難しいです。

コラムに（自分が悩んでいた）「『書くのが遅い』という反省について」というものがありました。
速く書く練習をするより、問題の本質をつかんで、時間をかけて試行錯誤する方が良い、という言葉にはっとしました。
テクニックだけでなく、文章を書く心構えや楽しさも思い出せて、手元に置いておきたい本です。


少しずつでも、このブログを書いていけたらと思います。
（ちょうど二年たちました。これからもよろしくお願いします）。