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最近の読書 2018年 絵本 その3  [本(絵本)]

気分転換に絵本を読み始めて5年ぐらいたちますが、今回見つけた絵本にかなりはまってしまいました。


「みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん」
エルサ・ベスコフ さく・え   ひしきあきらこ やく   福音館書店


みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

  • 作者: エルサ ベスコフ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2001/09/30
  • メディア: 大型本

これはタイトルがおもしろくて、目にとまりました。
作者のエルサ・ベスコフは多くの著作があるスウェーデンの(国民的)絵本作家だそうで、興味を持ちました。


絵本にしてはわりと文章があって、物語がしっかりしている。
子どもにとっても人との関わりとか、いろいろ学べる話になっているのがいい。

三人のおばさん(一人のおじさんもいる)が個性があっていい。こういう大人が周囲にいたら子どもは幸せだなと思える。(自分も大人だけど・・・。現代日本ではほとんど?見かけない時代になったのが淋しい)。
絵も落ち着いた色使いで、素朴であたたかく、物語にぴったり。

読んでもらった方が、子どもにもうれしいと思えそうな絵本です。

シリーズであと4冊出ています。
「ペッテルとロッタのぼうけん」
「ペッテルとロッタのクリスマス」
「ちゃいろおばさんのたんじょうび」
「あおおじさんのあたらしいボート」


最初の1冊目は人物紹介を兼ねて比較的おとなしめだったが、続く「ペッテルとロッタのぼうけん」がおもしろく、「ペッテルとロッタのクリスマス」で、大人の自分がすっかりはまってしまいました。
クリスマスの話だが、ペッテルとロッタがプレゼントをもらって、楽しくすごして終わり、というのではない。
サンタクロース代わりのやぎおじさんの正体や、プレゼントをもらうだけでなくあげる楽しさ、夢がある想像と現実を描いた話など、内容の濃さにわくわく。
教訓的なものと物語の楽しさが両立しているのが良い。(こういう絵本はあまり出会えないのだ)。

ペッテルとロッタのクリスマス (世界傑作絵本シリーズ)

ペッテルとロッタのクリスマス (世界傑作絵本シリーズ)

  • 作者: エルサ ベスコフ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2001/10/25
  • メディア: 大型本

「ちゃいろおばさんのたんじょうび」も誤解から起こる騒動がおもしろい。
わりと真面目だと思っていたあおおじさんのユニークな一面が見れるのもうれしい。

「あおおじさんのあたらしいボート」で終わりなのが淋しく、もったいなく、まだ読んでいません。
ほんとにおもしろく、心あたたまる、読み応えもある物語で、大人にもおすすめのシリーズです。


「ペレのあたらしいふく」   エルサ・ベスコフ さく・え   おのでらゆりこ やく   福音館書店

ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ)

ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ)

  • 作者: エルサ・ベスコフ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1976/02/03
  • メディア: 大型本

こちらも有名みたいで読んでみました。

男の子のペレが持っている子羊の毛から服を作る話。
一枚の服が作られていく工程が、それも多くの人の手が必要というのが学べる。

大人だけでなく、ペレ自身も糸を染めたり、自分が出来るお手伝いをしているので、服作りに(間接的に)参加しているのがいい。
こういうのを肌で感じると、自然に物を(人も)大切にする心が育まれると思う。

絵もほんとにやさしくてあたたかく、物語にぴったりで、すごく良かった。これもおすすめです。

エルサ・ベスコフの絵本がもっと読みたくなりました。



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