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「薬膳・漢方の食材帳」 [食事・健康]

久しぶりに健康関連の本を借りました。
新聞で見つけて、以前から気になっていた本です。


「薬膳・漢方の食材帳」
食材の働きや効能が書かれています。
食事というと、主に5大栄養素(糖質、たんぱく質など)が頭にあったのですが、この本は目からウロコでした。

毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳

毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2010/09/03
  • メディア: 単行本

 


薬膳というと難しいイメージだったのですが、自分が普段なるべく自然に、シンプルに、を心がけていることそのままで、わかりやすかったです。 

その土地で育った旬のものを食べること。
季節に合った食材を選ぶ。
体質に合った養生法。(本書では体を構成する三つの要素「気・血・水」の不足や滞りとして「気虚」「血虚」「水滞」など5つのタイプに分類)

漢方では「五行説」をもとに、さまざまな切り口で臓腑や感覚器、色や味など自然界を幅広く関連づけて考えます。
「五行説」とは万物を五つの元素(木・火・土・金・水)に分けて、それぞれが助け合ったり、打ち消し合ったりしながらバランスをとり、変化し、循環するという考え。(木は火を促進し、水は火を打ち消す)。

同じように体の働きを「五臓」(肝・心・脾・肺・腎)に分けます。
肝は「気」の流れをつかさどる、脾は消化吸収を管理するなど、それぞれ働きがあります。

「五臓」に関連した「五腑」「五体」などもあって、「五臓」の肺は呼吸運動をつかさどる働きですが、「五腑」は大腸、「五体」は皮毛となっています。
「肺」が弱ると、鼻、喉、に症状が出やすいですが、大腸や皮膚とも関連があるということです。(知り合いに喘息の人がいますが、皮膚も弱いそうです)。

食材の体質タイプと作用する場所(五臓)などが書かれていて、働きや効能がわかりやすいです。
(夏に旬のきゅうりは栄養価がないと思っていたのですが、水滞タイプ(むくみなど)の人に良く、脾、心に作用します。体の熱と湿をとるなど、夏には欠かせない食材なのだとわかりました)。

自分は便秘気味ですが、パン食の時、ヨーグルトと一緒にバナナを食べると良くなる感じだったのですが、バナナは肺や腸を潤して、慢性の空咳や便秘解消に良い、とあって、それなりの効果だったのだと思いました。
他にも思い当たるものがあって(不足のものも)、参考になりました。

豆乳が低血圧の人に良いとあったので、早速飲んだのですが、自分の場合、他に潤い効果が高く、肺を潤す、というのに効果てきめんでした。(肺は大腸と関連している)

巻末には症状別のアドバイスや食材も載っています。
絶対当てはまるというものではないですが、考え方として知っているのは良いことだと思います。
極端な偏食(炭水化物制限とか)や無理なダイエットより、ずっと健康になると思います。


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