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母との関係 その3 ―現在― [ひきこもり 2]

ずいぶん久しぶりにひきこもり関係のことを書きます。
思った以上に母とのけんかを引きずって(「感じない子ども―」の記事)、ずっともやもやしていました。ようやく、また一つの区切りができました。


母とは一応の和解をしていたのですが、以前と変わっていない態度に「やっぱり何もわかっていないのでは?」との思いに、また過去のつらい感情を思い出してしまったのでした。
10年ぐらい前に手紙を書きましたが、「わかった」「悪かった」といった簡単な言葉で片付けられたようで(納得したものの)、もっと話したい、聞いてほしいと思いながら、やっぱり聞いてもらえず、そのままになりました。(私も自分の生活で精一杯だった)

今回、母とのけんかで、自分を苦しめているものは、(子どもの頃からずっと)気持ちを聞いてもらった経験がないことのように思えました。
結局、母の"やり逃げ"みたいなのが、どうしようもなく、つらくむなしくなってきたのです。

そんな時、母が親戚の用事で、ついでに家に来るということで、最後の手紙を書きました。(直接話したく、様子を見て無理なら渡そうと思ったのです)
「話がある」と言っていましたが、用事で時間がなくなり、手紙は渡せなく、夜に電話がありました。
少し話すつもりが、二時間ぐらい話したのでした。

手紙を書いていたので要点の整理がいくらかできていたのです。
感情的にならないよう、母を責めるような言い方にならないよう、その時の私の気持ちを想像してほしいとか、当時の母がどういうことを思っていたかなど聞きながら、話を進めていきました。

時々脱線するのを戻して、一つ一つ説明していくと、思ったより話せました。(母も聞いてくれました)
母もテレビを観たり、人の話を聞いて、自分がやってきたことがわかっていたようでしたが、実際に私に言った言葉などは全く覚えていないのでした。

一緒に生活していた20年以上、母は生活に精一杯で(父のことが嫌いで、離婚や養育費の話まで出ていたこともあるそう)、子ども(妹も)の気持ちについて考えたこともないし、わからないふりをしたかもしれない、という言葉に愕然としました。(わかっていましたが)
厳しくしたのも、他人の受け売りだったようです。

当時の私の気持ちを考えてほしいというと、「忘れているけど考える」と言ってくれたのでした。
40年近くたって、初めて母と話せた気がします。
思ったほど感慨はありませんでしたが、また一つ区切りができて、すっきりしました。


最近のいじめや虐待なども、やっている本人はほとんど意識がないのでは?というのを母を見て思いました。
自分の気持ちがわからないと(考えないと)、他人の気持ちもわからないのだと思います。



 

 

 


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