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「生きていく力」だと思うもの その2 [ひきこもり 2]

前の記事と関連して、十年近く前の新聞の切り抜きをスクラップしています。
以前、自分の思っていたことを代弁してくれているようで、すごく共感したのでした。

ひきこもりになる人には、子どもらしい生活が送れなかった人もいる。
父親が病弱、アルコール依存、失業中で自信喪失。あるいは父母の仲が悪い、離婚など。
様々な事情で、子どもの頃から家族を支える側になった人たちだ。
親への甘え、依存はできないし、親から愛情を感じることもない。
安心して子ども時代を過ごせなかったようだ。
こういう体験者は、自立のエネルギーが弱くなりやすい。

親の愛情が感じられる子ども時代があり、向けられた愛情が血肉となって、今度は親や他人に向けられる。それが源泉にあることで、人間は自立していけるのだと思う。 

植物を育てるのと似ているように思います。
水をやって、日に当てて、虫や雨風に気をつけて世話をしたら、「何もしなくても」ちゃんと花が咲く。(勉強をしなくていいとか努力をしなくていい、という意味ではありません)
でも、それを「こんな形の葉は変だ」と言って、好きなように切り取ったり、花びらを恰好が良いように変えたりしたら(実際はないと思いますが)弱ってしまいます。

誰でも、自分で伸びる芽や育つ力を持っているのに、親の都合で(子どものために良かれと思ってもある)いじくりすぎて、育たなくしてしまっているのではと思います。


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