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最近の読書 2010年  ―覚え書― [本(小説)]

今年の始めから読んだ本です。
図書館で借りて読んだものが多く、手元にないので、簡単な覚え書きです。

「ハプスブルクの宝剣」   藤本ひとみ   文藝春秋   

宝塚で舞台化されるので、その関連で読みました。
藤本さんの本は、前に「ブルボンの封印」(これも舞台化)を読んで、すごくおもしろかったので、期待していました。
政治的な部分は、わかりにくくて、読み流してしまいましたが、物語や人物の心情などはおもしろかったです。

ハプスブルクの宝剣〈上〉

ハプスブルクの宝剣〈上〉

  • 作者: 藤本 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本

「ボヴァリー夫人」     フローベール     新潮文庫     

「世界の10大小説」というのを知って、その中の一つで興味があったので、読んでみました。
少ししんどかったけど、心理描写が良かったです。
波乱万丈、ドラマチックな話も好きなのですが、こういう何でもない日常を描写して、その積み重ねがドラマになっている、というような話も好きです。良く出来ていて、興味深いタイプの小説です。

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

  • 作者: フローベール
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 文庫

「暗い所で待ち合わせ」     乙一     幻冬舎文庫    借

レンタルDVDで邦画を借りた時、映画紹介の中に入っていて、設定に興味を持ちました。
原作があることを知り、読みました。(映画は後で見ました)
シリアスで重い話かと思ったのですが、読みやすいし、自分が一番心にふれるテーマを扱っているみたいで、こんなにぴったりきた小説は初めてなのでは、と思うぐらいでした。
静かな二人のふれあいが、すごく良かったです。

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 文庫

「八日目の蝉」     角田光代     中央公論新社    

テレビドラマの関連で借りたのですが、引き込まれて一気に読んでしまいました。
女性心理を描く、著者の他の作品も読みたくなりました。
ラスト、希和子が薫だとわかる、というか、わからせてあげたかったのですが、ドラマはそれらしい演出になっていて良かったです。

八日目の蝉

八日目の蝉

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本

「ギリシャ棺の秘密」     エラリイ・クイーン     ハヤカワ文庫    

クイーンの作品の中でも人気作みたいで、タイトルもおもしろそうで読みました。
「Xの悲劇」や「災厄の町」の方が好きですが、十分読み応えがありました。

ギリシャ棺の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-30)

ギリシャ棺の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-30)

  • 作者: エラリイ・クイーン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1979/12
  • メディア: 文庫

「4TEEN」     石田衣良     新潮文庫    

石田衣良さんも前から気になっていたので、読んでみました。
読後感がさわやかでいい。読みやすいけど、内容は結構詰まっていました。
14才は、自分でも一番充実した日々だった。

4TEEN (新潮文庫)

4TEEN (新潮文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫

「バッテリー」     あさのあつこ     角川文庫     

最近の中では一番印象に残りました。(別記事)


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