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「生きていく力」だと思うもの [ひきこもり 2]

生きていく上での基本、すなわち人間関係は母から学んだものです。父とはほとんど話したことがなく(父が一方的に話すだけです)母以上に何もわかっていない人でしたから。(今の言葉で言うと、全く空気が読めない人)

「ちゃんとできないと誰も助けてくれない」最初の段階で刷り込まれた言葉です。そうしないと生きていけないと思いました。
実際そういう言葉ばかり言われてきました。「自分で考えたらいい」「そんなこともわからないの?」
「何を甘えているの?」
怒られたり否定されたりするのは、自分がだめだからで、そのままの自分でなく「いい子」にならないと受け入れてもらえない。

そういう思い込みが自分の土台だったと思います。他人に対しても同じです。「いい子」でないと受け入れてもらえない。家でも外でも、演技ばかりで(自分の感情を抑えて動く)、本当の感情や言葉で話していないから何の実感もない。
しんどくなっても不思議ではなかったのです。(それに気づくのは20代終わりの頃だったでしょうか)

以前読んだ新聞に「いい子」について書いてありました。自分と似ていると思ったので、一部書き出します。

「いい子」というのはどういう子か。手のかからない子、逆らわない子、素直で育てやすい子、勉
強のできる子、従順で管理しやすい子など。
つまり、親や先生に「都合のいい子」です。

「いい子でなくては」という呪縛が強い。いい子でなければ愛してもらえない。期待に応えなくては認めてもらえない。今の自分ではだめなんだ。
その心にあるのは「自分を認められないつらさ」です。
ありのままを愛してほしいと、子どもの心は必死で叫び求めている。

「がんばったこと」も素晴らしいけど「がんばれない」時もある。がんばれることだけが尊いのではなく、たとえがんばれなくても、勝てなくても、弱っていても、それでも「私はあなたが大好きだよ」
その一言で子どもの心は癒され、次の気力もまたよみがえる。

「生きていく力」というのは、心のエネルギーだと思います。そのままの自分を受け入れてくれる人や居場所がないと、それがだんだんなくなって、心の病とかになるのではと思います。


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