本の思い出 ―小学生時代― [本(小説)]
小学二、三年生の頃「オールカラー版 世界の童話」を買ってもらったことが本好きのきっかけになりました。
次に好きになったのはパターン通り(?)「赤毛のアン」「あしながおじさん」「若草物語」など少女名作です。これも、偕成社から出ていたシリーズが、やっぱり挿絵が好きで(もちろん物語も)心に残っています。
伝記ものも好きで、ポプラ社から出ていたものを何冊か持っていました。
学校でも、本を借りたり、小学高学年の時は読書クラブ(週1時間の授業一環のもの)に入っていましたが、こちらの方は印象が薄いです。学校で本を買うのも、課題図書だの推薦図書だのを指定されて、真面目にそういう本を読みましたが、いまいちおもしろくなかったのか、あまり覚えていません。
図書室で借りて、小学三、四年生の頃好きだったのは「少年たんていブラウン」です。(市の図書館で当時のものと同じものを見つけてうれしかったです)
シリーズで読んでいたように思いますが、これも内容は覚えていません。
小学五年生の頃、小学館の「ワイドカラー版 少年少女世界の名作」シリーズで、一冊だけ26巻の「十五少年漂流記」を買ってもらいました。これも挿絵が良くて、すごく好きでした。その後も唯一、何度か読んだ本です。
このシリーズは欲しかったと思うのですが、楽しかった読書の記憶はこの辺り、小学生の終わりで途切れています。
それから後、何冊か、夏目漱石など、日本の名作や真面目な本を読んでいたように思いますが、難しすぎたのか、おもしろくなく、だんだん本から離れて行きました。
勉強が忙しくなったり、アニメやテレビなど他のものに興味が行ったことも一因かもしれません。
中学、高校時代の、多分、一番読むべき時期に全く読んでいないのです。
それに代わるものとして、漫画が登場します。中学二年の時に、はまってしまいました。
他の人と逆です。皆、小学生の頃に読んで、この時期になると漫画から卒業というか、あまり読まなくなるのに。
でも、この漫画との出会いは、最初に本を読むわくわく感を知った、あの「オールカラー版 世界の童話」と同じ感覚を私に思い出させました。
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