SSブログ

ひきこもり ―自分の場合― [ひきこもり 2]

昨日24日の新聞に「引きこもり若者69万人」という見出しが出ていました。
ひきこもり、と一言で言っても、範囲が広いし、状態も人それぞれだと思うのですが、いい機会なので、自分のことを少し書こうと思います。

私の場合、はた目には、あまりわからなかったのではと思います。仕事に行って、形だけは社会参加していたからです。でも実際には一言もしゃべれませんでした。
仕事上のことを話すのも、仮面をかぶって、思いっきり背伸びして、勇気をかき集めて、やっと話せるような状態でした。雑談といったものは、余裕がなく全くできませんでした。
聞かれたことに答えるだけで精一杯でした。

仕事上と普段の話し方の切り替えが全然できないのです。普段の自分が出てしまうと、仕事モード?に戻すのが大変なので、出せないのです。
事務系の仕事をしていて、(電話応対など)言葉遣いにも厳しかったので、毎日毎日、舞台に出ている俳優のように、演技をしている感じでした。

高卒ですぐに就職しましたが、入社一日目から、もうだめでした。
よく、緊張して頭が真っ白になる、というのは聞きますが、それが毎日のように続くのです。
泣きそうになるのをこらえているだけで精一杯で、仕事を覚えたり、話をするどころではありません。
「落ち着け、落ち着け、大丈夫だ」と自分に言い聞かせて、指示されたことを必死でこなすだけです。
わからないことを聞こうと思っても、それをどうやって聞いたらいいのかわからない、という状態なのです。

自分のコミュニケーション能力といったものは、10歳程度(もしかしたら7、8歳?)で止まっているのでは?と気づいたのは、20歳の頃だったと思います。(今は40代半ばです)
でも、当時は、ひきこもりやうつ、心の病といったものは、自分の周囲や社会的にもほとんどなく、私は自分の状態がよくわかっていませんでした。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0