最近の読書 2013年 絵本 [本(絵本)]
前の本からの関連で、絵本を借りました。
子どもの頃好きだった話で、もう一度読みたくなりました。
「赤い蝋燭と人魚」 小川未明 文 酒井駒子 絵 偕成社
ずっと心に残っていた作品で、大まかな筋は覚えています。(読んだのは「オールカラー版 世界の童話 第50巻」 小学館)
読み返すと、文章の一節や当時の風景も思い出しました。
人間の欲や、悪いことをしたら報いを受けることが、子ども心にも刻まれた気がします。
酒井さん(以前、絵本作家展で見た)の絵が物語とぴったり。
難しい漢字もそのまま書いてあって(ルビがある。「蝋燭」「参詣」「室の裡」など)、子どもにとっても勉強になると思います。
こちらの絵本でも読みたいです。
「人魚姫」 ハンス・クリスチャン・アンデルセン 原作 ラズロ・ガル 絵 ほるぷ出版
挿絵にひかれて借りました。
原作に忠実に書かれているようで、繊細で芸術的な絵と共に、大人でもじっくり味わえます。
自分が子どもの頃読んだ時には、悲劇にぼろぼろ泣いたのですが、今読むと、(人魚にはない)魂を手に入れられる可能性があって、救いがある話だったと知りました。
当時は、何かを手に入れるためには、何かを犠牲にしなければならない、というのを刻まれた気がしています。
「マッチうりの女の子」 スベン・オットー 絵 乾侑美子 訳 童話館出版
これも挿絵にひかれて借りました。
話は子どもの頃から、かわいそうすぎて、それほど好きではありませんでした。(作者は違いますが「フランダースの犬」なども)。
でも、絵だけで手元に置きたいぐらいです。情感があって、タッチや色使いもすごく好みです。
この物語には、おすすめの絵本です。
「ぼくがラーメンたべてるとき」 長谷川義史 作・絵 教育画劇
以前、絵本作家展で見た、著者の絵本です。
ユーモアと味がある絵に(話もおもしろそうで)興味を持っていました。
この本は、新聞で子どもの感想文だったかで、タイトルを覚えていました。
すごく上手い構成の話だと思いました。
ぼくが ラーメン たべてるとき、 となりで ミケが あくびした。
となりで ミケが あくびしたとき・・・。
となりの みっちゃんが チャンネル かえた。
となりの みっちゃんが チャンネル かえたとき・・・。
前のページを受けて、子どもの世界が広がって、つながっていることが、わかりやすく描かれています。難しい理屈より、"世界"が身近になると思います。
最後の「やまの むこうの くにで―」の話は、子どもには衝撃的かもしれないけど、だからこそ、何かしら心に残って、(後に)考えさせると思います。
絵も親しみやすく味があっていい。簡略なデフォルメした絵ですが、奥行きを感じさせます。
以上、"大人"の感想ですが、子どもが(対象年齢は?)読むと、どう思うのか興味があります。
ご返事が遅れて申し訳ありません(__)
刻み込まれた良い記憶がよみがえってくるとは・・・
とても良い事ですね☆☆
ご訪問&コメント有り難うざいましたヽ(^o^)丿
by yu-papa (2013-01-23 18:31)
yu-papaさん、コメントありがとうございます。
by オリーブ (2013-01-23 20:10)