心の変化 ―35歳頃― [ひきこもり]
結婚してからのことは、(子どもの頃より)近年なのにあまり思い出せません。
生きるのに必死だったということしか。
結婚して、生活の不安というものを初めて知りました。
今まで生きるのがつらいと思っても、生活そのものの基盤が脅かされるなんて考えたこともなかったのです。
(それ以外も)夫の価値観についていくのは(家庭を作るのは)無理だと思えました。
例えて言うなら、地盤が緩い所に家を建てるようなもの。大きな家を建てるほど脆くなる。
土台がしっかりしていなければ、崩れた時の被害は大きい。
実家と(母との関係)同じことを繰り返す気力は到底ありませんでした。
それでも、結婚前のつらさに比べると(実家より)ましだと思えました。
自分の意見を言って、感情を吐き出せるようになったからか、気持ちの切り替えが早くなったように思います。
結婚2年目に手術をしたことで、心の変化もありました。
阪神大震災に続いてまた、死というものを意識しました。
手術をしたら終わりで、後に引きずる病気ではありませんでしたが、健康のありがたさがわかったし、一日一日がすごく大事なものに思えました。
同じ頃に「ノストラダムスの大予言」とかもあって、少しでも楽しい時間や思い出を作りたい気持ちが強くなったのかもしれません。
もう少しここで楽しみながら、自立できる力がつけばと思いました。
99年の年末から日記を付け始めました。(今は7冊目です)。
書くことで感情が出てくるし(そうするともっと話せるようになるかも)、「自分の生活の証し」みたいなものを残したかったのです。
日付が入っていると毎日書かないといけないプレッシャーがあるので、自由に書けるよう、日付なしのものを選びました。(今は博文館の「№32 中型自由日記」を使っています)。
読み返すと、予想と違って、今よりずっと文章も生き生きして、結構おもしろいことに驚きます。(字も自分で感心するぐらい丁寧で)。
これを元にまた、当時のことを思い出しながら書こうかなと思います。
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