最近の読書 2024年 絵本 その3(世界の昔話8) [本(絵本)]
最近、現実生活(?)ばかりだったので、絵本でいやされたくなりました。
世界の昔話が好きで、BL出版の「世界のむかしばなし絵本シリーズ」を楽しみにしているのですが、今回の絵本が見ごたえがあって良かったです。
「にじをかけたむすめ」 宝迫典子 文 後藤仁 絵 BL出版
世界の昔話が好きで、BL出版の「世界のむかしばなし絵本シリーズ」を楽しみにしているのですが、今回の絵本が見ごたえがあって良かったです。
「にじをかけたむすめ」 宝迫典子 文 後藤仁 絵 BL出版
中国・苗族のむかしばなし
昔、あるところに小さな村がありました。
村には花辺(ホワビエン)という、刺繍かざりを作るのが上手な美しいむすめがいました。
むすめが刺繍をした草花や動物は、生き生きとして、命がやどっているかのようでした。
始まりが村の描写で、地味な話かと思っていたら、劇的な展開でびっくりした。
絵がすごく良い。繊細で美しい”静”と、迫力があって力強い”動”の絵のギャップに驚く。
むすめの表情も良くて、うちひしがれた感じから、徐々に意思や力がやどっていくのが、ドラマがある。
衣装や刺繍の模様も細かく、色彩豊かに描かれていて見ごたえがある。
蝶が背景にさりげなく描かれていて、どうしてだろうと思っていたら、あとがきを読んで納得した。話が、より楽しめる。
美しく、深みがある絵で、むかしばなしの世界を存分に味わえます。
「九色のしか」
リン・シュウスイ 文 リャオ・ジャンホン 絵 宝迫典子 訳
これは、上記の絵本の検索で、類似作品として出てきた。
表紙が影絵のようで、興味を持ちました。
中国の昔話。
物語の元となっているのは、敦煌の壁画で、日本には「今昔物語」や「宇治拾遺物語」にある「五色のしか」という話として伝わっているそう。
仏教の教えを親しみやすく説いた話のようで、教訓的だけど、押し付けがましさを感じない。
リズムがある語りが、昔話としておもしろい。
絵も、影絵のようなタッチが、シンプルながら生き生きしている。
人物が親しみやすい。恩知らずの薬草とりや欲深い王妃もユーモラスで、どこか憎めない感じがある。
物語と絵が調和して、味わい深い絵本です。
昔、あるところに小さな村がありました。
村には花辺(ホワビエン)という、刺繍かざりを作るのが上手な美しいむすめがいました。
むすめが刺繍をした草花や動物は、生き生きとして、命がやどっているかのようでした。
始まりが村の描写で、地味な話かと思っていたら、劇的な展開でびっくりした。
絵がすごく良い。繊細で美しい”静”と、迫力があって力強い”動”の絵のギャップに驚く。
むすめの表情も良くて、うちひしがれた感じから、徐々に意思や力がやどっていくのが、ドラマがある。
衣装や刺繍の模様も細かく、色彩豊かに描かれていて見ごたえがある。
蝶が背景にさりげなく描かれていて、どうしてだろうと思っていたら、あとがきを読んで納得した。話が、より楽しめる。
美しく、深みがある絵で、むかしばなしの世界を存分に味わえます。
「九色のしか」
リン・シュウスイ 文 リャオ・ジャンホン 絵 宝迫典子 訳
これは、上記の絵本の検索で、類似作品として出てきた。
表紙が影絵のようで、興味を持ちました。
中国の昔話。
物語の元となっているのは、敦煌の壁画で、日本には「今昔物語」や「宇治拾遺物語」にある「五色のしか」という話として伝わっているそう。
仏教の教えを親しみやすく説いた話のようで、教訓的だけど、押し付けがましさを感じない。
リズムがある語りが、昔話としておもしろい。
絵も、影絵のようなタッチが、シンプルながら生き生きしている。
人物が親しみやすい。恩知らずの薬草とりや欲深い王妃もユーモラスで、どこか憎めない感じがある。
物語と絵が調和して、味わい深い絵本です。
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