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映画感想 2020年 その2 [ドラマ・映画]

久しぶりです。
行動だけでなく、精神的にも自粛がかかったような職場の人間関係のストレスなのか、何となく気持ちが晴れない日々が続いていました。

気分転換にレンタルDVDを借りてきました。(また似たような、ちょっと重い内容なのですが・・・気になっていた映画で、見つけてうれしかったのです。)


これはテレビでおすすめ映画で紹介されていて、興味を持って、タイトルを書きとめていました。レンタルで見ようと思いながら検索に全然挙がって来ず、あきらめていたところ、かなり遅れてレンタル開始されて、ようやく見られました。


「わたしたち」   2015年

出演者   チェ・スイン   ソル・ヘイン

わたしたち [DVD]

わたしたち [DVD]

  • 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: DVD


少女の友情を描いた韓国映画。
現代の子どもの人間関係がリアルで、見ごたえがありました。


孤独な小学4年生のソンは、転校してきたジアと友だちになる。
お互いの家を行き来して仲良くなるが、ある日、母親に甘えるソンを見たジアは嫉妬を感じて、二人の仲は少しずつ変化していく。

家庭環境も、性格も違う二人。真面目なソンと少し問題があるジア。ジアは嘘をついていたのだ。ジアのことを知っても友だちでいようとするソンだったが・・・


ジアがソンをいじめているボラの仲間になって、ソンに冷たくするようになったのは、見ていてつらかった。
でも、ジアも今度はボラからいじめられるようになったり、ボラもストレスを抱えていたり、現代の子どもの人間関係や表情がリアルに描かれていて良かった。

ソンの母親が良かった。親は子どもの気持ちがわからなくても、味方でいるというだけで救いになることを教えられた気がした。
最後の方で、ソンの弟のユンが言った言葉にはっとさせられた。子どもの感性はすごい。

二人の仲が曖昧なまま終わるのが、またリアルで良かった。
「わたしたち」というタイトルが意味深で、考えさせられた。

演出も目を引く。冒頭からソンの表情をずっと追って、仲間外れにされて、いじめられている子なのかなと、すぐにわかるのが上手い。せりふが少なく、ソンの(ジアの)表情の変化だけでドラマが見える。


子どもだけでない、大人の人間関係(力関係の変化なんて今の職場でもある)についても考えさせられて、心に残る映画でした。

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