原ちえこさんの漫画 その4 [少女漫画]
以前、原ちえこさんの作品リスト(「なかよし」時代)を作りましたが、読み切り作品についても少し書こうと思ったからで、1年ぶりぐらいになってしまいました。
初期の作品で、印象に残っていて好きなのは「春風のむこうに」「三つのブランコの物語」「しあわせの赤いリボン」
「春風のむこうに」
転校する男の子と彼の片想いの女の子のさわやかすぎる話。
何といっても菜々ちゃんがかわいくて。(名前と髪型もぴったりで好きなのです。)
依存的でたよりないけど、うじうじしていなくて、変わるのがいい。
親友の小夏もいいのだ。本音で怒ったから、菜々も気づくきっかけになる。
好きな場面は、山木君が菜々ちゃんをデートに誘うところ。(絵も好き)
素直な心でそのままぶつかれば、そんなに悪い人間関係にならなかった時代がなつかしい。今の子どもに昔の少女漫画を読んで、何か学んでほしいと思うのは甘いかな。
「三つのブランコの物語」
これは原さんの作品の中でも一番好きなぐらい印象に残っている。(今読んでも良い。)
三姉妹の恋する心が詰まって、まさに少女漫画。
当時好きだったのは、カトリーヌとキャシーの章。
カトリーヌが自分に近くて(自分は全然及ばなかったが)、感情移入していた。
これもカトリーヌが自分の気持ちを言ったり、変わっていくのがいい。
カトリーヌとスティーブがぴったりで、この漫画で恋の相性みたいなものが刷り込まれた気がしている。
キャシーは自分にないものを持っていてあこがれだった。気が強くて言いたいことを言っても、姉のカトリーヌのことを思っているし(カトリーヌとスティーブを結んだのもいくらかはキャシーのおかげ)、素直なところも見えて。
「キャシーの章」はジミーとのやりとりが無駄な場面がないぐらい、全部好き。
けんかをするところとジミーを意識する(ジミーはキャシーを好きなことを確認するような)ところの場面や展開が絶妙なのです。
せりふもテンポがあって気持ちいい。
当時、印象に残って好きなのは、キャロラインが川に落ちて、ジミーが対処してくれて、キャシーが「・・・ありがとう」というところ。「いいなれないこというなよ」とか、その前のジミーのうれしそうな顔もすごく好き。
最後で、キャシーが「ジミーなんか・・・きら・・い」と言いかけて、また同じやりとりを繰り返す間違いに気づくところもいい。
「キャロラインの章」はキャロラインがアーサーと魚釣りをする話が好き。
アーサーがキャロラインを抱え上げる絵が印象に残っている。
「しあわせの赤いリボン」
男の子として育てられたミシェルと女の子らしいロザンヌの双子の恋の話。
これは話も好きだけど、ミシェルとロベルトのカップルがすごく残っていて。
ロベルトが好きなのかな。外見的なものより本質を見抜く目を持っている人にあこがれた気がする。
ミシェルは上記のキャシーを男っぽくした感じで、キャラはキャシーと少し似ていて、このタイプが好きなのかな。
自分の少女漫画の原点の作品群です。
絵は古いかもしれないけど、内容はあると思うので(読みやすいし)、世代が違う方にも読んでほしいです。
「春風のむこうに」
(こちらのコミックスに収録)
転校する男の子と彼の片想いの女の子のさわやかすぎる話。
何といっても菜々ちゃんがかわいくて。(名前と髪型もぴったりで好きなのです。)
依存的でたよりないけど、うじうじしていなくて、変わるのがいい。
親友の小夏もいいのだ。本音で怒ったから、菜々も気づくきっかけになる。
好きな場面は、山木君が菜々ちゃんをデートに誘うところ。(絵も好き)
素直な心でそのままぶつかれば、そんなに悪い人間関係にならなかった時代がなつかしい。今の子どもに昔の少女漫画を読んで、何か学んでほしいと思うのは甘いかな。
「三つのブランコの物語」
これは原さんの作品の中でも一番好きなぐらい印象に残っている。(今読んでも良い。)
三姉妹の恋する心が詰まって、まさに少女漫画。
当時好きだったのは、カトリーヌとキャシーの章。
カトリーヌが自分に近くて(自分は全然及ばなかったが)、感情移入していた。
これもカトリーヌが自分の気持ちを言ったり、変わっていくのがいい。
カトリーヌとスティーブがぴったりで、この漫画で恋の相性みたいなものが刷り込まれた気がしている。
キャシーは自分にないものを持っていてあこがれだった。気が強くて言いたいことを言っても、姉のカトリーヌのことを思っているし(カトリーヌとスティーブを結んだのもいくらかはキャシーのおかげ)、素直なところも見えて。
「キャシーの章」はジミーとのやりとりが無駄な場面がないぐらい、全部好き。
けんかをするところとジミーを意識する(ジミーはキャシーを好きなことを確認するような)ところの場面や展開が絶妙なのです。
せりふもテンポがあって気持ちいい。
当時、印象に残って好きなのは、キャロラインが川に落ちて、ジミーが対処してくれて、キャシーが「・・・ありがとう」というところ。「いいなれないこというなよ」とか、その前のジミーのうれしそうな顔もすごく好き。
最後で、キャシーが「ジミーなんか・・・きら・・い」と言いかけて、また同じやりとりを繰り返す間違いに気づくところもいい。
「キャロラインの章」はキャロラインがアーサーと魚釣りをする話が好き。
アーサーがキャロラインを抱え上げる絵が印象に残っている。
「しあわせの赤いリボン」
男の子として育てられたミシェルと女の子らしいロザンヌの双子の恋の話。
これは話も好きだけど、ミシェルとロベルトのカップルがすごく残っていて。
ロベルトが好きなのかな。外見的なものより本質を見抜く目を持っている人にあこがれた気がする。
ミシェルは上記のキャシーを男っぽくした感じで、キャラはキャシーと少し似ていて、このタイプが好きなのかな。
自分の少女漫画の原点の作品群です。
絵は古いかもしれないけど、内容はあると思うので(読みやすいし)、世代が違う方にも読んでほしいです。
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